みなさんこんにちは。
今回は、多くの方が悩まれている貧血の対策について、特に食事面からアプローチする方法をご紹介します。
貧血は現代社会において、特に女性に多く見られる健康課題の一つです。
貧血対策の基本:鉄分を意識した食生活
貧血対策の基本は、日々の食事で十分な鉄分を摂取することです。
ただし、ただ闇雲に鉄分を含む食材を食べればよいというわけではありません。
鉄分には大きく分けて「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ヘム鉄を多く含む食材
ヘム鉄は、動物性食品に含まれる鉄分で、体内での吸収率が高いことが特徴です。
レバー類
最も効果的な鉄分源として知られているのが、レバーです。
- 豚レバー:100gあたり約13mgの鉄分
- 鶏レバー
- 牛レバー
赤身の肉
- 牛もも肉:100gあたり約2.8mgの鉄分
- 豚肉の赤身部分
魚介類
- かつお
- まぐろなどの赤身魚
- あさり(100gあたり約30mgの鉄分)
- しじみ
非ヘム鉄を多く含む食材
非ヘム鉄は植物性食品に含まれる鉄分です。
吸収率はヘム鉄より低いものの、工夫次第で吸収率を上げることができます。
緑黄色野菜
- ほうれん草
- 小松菜
豆類
- 納豆:100gあたり約3.3mgの鉄分
- レンズ豆
- 大豆製品(豆腐、油揚げなど)
鉄分の吸収率を上げるコツ
ビタミンCと一緒に摂取する
鉄分、特に非ヘム鉄の吸収率を上げるために、以下の食材を組み合わせましょう。
- オレンジ
- キウイフルーツ
- ブロッコリー
- ピーマン
避けるべき組み合わせ
以下の飲み物は、鉄分の吸収を妨げる可能性があるため、食事中の摂取は控えめにしましょう。
- コーヒー
- 紅茶
(これらに含まれるタンニンが鉄分の吸収を阻害します)
効果的な食事プランの例
朝食の例
- 納豆ごはん
- ほうれん草のお浸し
- オレンジジュース
昼食の例
- 牛もも肉の炒め物
- ブロッコリーのサラダ
- 雑穀ごはん
夕食の例
- あさりの酒蒸し
- 小松菜の胡麻和え
- 豆腐の味噌汁
まとめ
貧血対策には、以下の3点が重要です。
- ヘム鉄と非ヘム鉄をバランスよく摂取する
- ビタミンCを含む食材と組み合わせる
- 鉄分の吸収を妨げる食品との組み合わせに注意する
これらの点に気を付けながら、日々の食事に鉄分豊富な食材を取り入れていくことで、貧血予防・改善に効果が期待できます。
なお、重度の貧血症状がある場合は、必ず医師に相談してください。
この記事は、あくまでも日常的な貧血予防のための食事アドバイスとしてお読みください。
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